<   2009年 11月 ( 24 )   > この月の画像一覧

ちびブリアの倦怠(アンニュイ)

a0095337_1451234.jpg

やあ、、みんなボクの事おぼえているかな?
華の都パリのグルマンティーズ、ちびブリア・サヴァランことオクターブさ!
1年ぶりにここ駒場東大に遊びにきたんだけどね、
ボクの大好きな生協は閉まっていたんだ、、
つまりだ、うまい棒はおあずけってわけさ。。。
おお、なんという不運!
ボクはアンニュイにとりつかれてしまった!
パリの憂鬱から逃れて軽薄なボクのふるさと、トウキョウに来たと言うのに
こんな目にあうなんて、、、何ということだろう、、、
a0095337_1454015.jpg

そんなボクを尻目に、大人たちは弁当をこしらえて楽しくピクニックってとこなのさ!
なに?美味しそうじゃないかって?
パンにフロマージュがけの野菜だとか、卵入りサラダなんて食べ飽きてるよ!
僕がゆいいつ食べられるのは鳥の唐揚げだけだってのに、全部食べちゃだめ!って
お母さんから叱られちゃったし、亀はかってに歩き回ってるし、ウンザリさ、、、
ボクのような芸術家にはついていけないね。
a0095337_14103526.jpg
だけどね、このあといいことがあったんだよ。
さすがはニッポン、オートマチックの国さ。
みごとボクのグルマン魂に火をつけてくれたね。
明日はボクのグルメ日記をのせることにするよ、せいぜい楽しみにしてくれたまえ。
じゃね!オヴォア、ぼなぷれめでぃ〜
[PR]
by kaorise | 2009-11-30 14:22 | ゆかいなひとびと People | Trackback

星亀ゴゴロと秋の空

みゅう先生「お前、よくもひどいめにあわせてくれたな。」
助手「せんせい〜久しぶりだってのに、ひどい言葉ですね。」
みゅう先生「だってそうだろう?10日もでかけおって、、根っこの研究がすすまなかった!」
助手「根っこの研究には飽きたんで、ひろい食いの研究にシフトするって言ってたくせに、、」
みゅう先生「つまんなかった!ひろい食いもできなかった!」
助手「私だってみゅう先生に会えなくて、つまんなかったですよう〜」
みゅう先生「よく言うよ、、で、おみやげは?」
助手「おみやげ!?」
みゅう先生「やっぱりな、気がきかないと出世しないぞ。」
助手「亀におみやげったって、、あっ!そうだ福岡産のミニトマト買ってきました。」
みゅう先生「ちょっとまて!いま亀におみやげって言った?」
助手「亀さんに、っていいました。」
みゅう先生「ふん、しらじらしい、、福岡のトマトねえ。あとでインゲンと和えてくれる?」
助手「もちろん!美味しいサラダ作りますよ。私みゅう先生を持ち上げるのはとくいなんですから、、
、、、ホラね!」
みゅう先生「おわ〜広いね〜鳥のきぶんだ。」
助手「根っこの研究だけじゃなくて、青空の研究もいいかと思いますが。」
みゅう先生「それは鳥の領域だ。」
a0095337_2211377.jpg

[PR]
by kaorise | 2009-11-29 22:40 | 星亀日記 Startortoise | Trackback

熊野伊勢 旅のデータ

今日は旅データをアップします。熊野に行こうかな〜って方の参考になれば幸いです。

a0095337_20135427.jpg

♪交通について

東京から熊野まで安くいくなら高速バスが一番です。
池袋から三重交通のバスが毎日でています。
または、名古屋まで新幹線かバス、JRで新宮、紀伊勝浦までというルートもおすすめ。

熊野を効率よく観光するコツはバスルートと時刻表をどれだけ調べているか、に尽きます。
新宮ではレンタサイクルもありますので、利用すると便利。
下のサイトに新宮からのバスルートが詳しくのっています。
新宮花火大会の画像の下の赤字(PDF)新宮〜本宮間の時刻表、那智方面の時刻表は重宝します。
この時刻表プラス、JRの時刻表(新宮駅〜紀伊勝浦)を追加すれば完璧!
もし忘れても、デジカメでバス停や駅の時刻表を撮影すると便利ですよ。
車の運転が好きな方もいらっしゃると思いますが、、熊野の自然を守るためにも、地元の経済のためにも、
電車バスなどの公共の交通機関を使う事をおすすめします。
新宮市観光協会
こちらも熊野旅行の参考に。
みくまのネット
a0095337_20141994.jpg

♪宿泊について

紀伊勝浦の民宿
亀の井
清潔な民宿。御手洗いと洗面台が各部屋についています。
今まで宿泊した民宿のなかでも整理整頓は5つ星!
今回は素泊まりでしたが、まぐろ料理でも定評のあるお宿。

川湯温泉の民宿
大村屋
熊野をこよなく愛するご家族が経営されている、あたたかい民宿です。
お料理も熊野らしいものでとても美味しい!
お洗濯もできるので、古道歩きをする方にはおすすめです。

♪温泉

丹敷の湯
那智駅すぐの駅の温泉。畳の休憩所があります。
湯の峰温泉
公衆浴場がおすすめ。薬湯が特にいいです。薬湯でシャンプーなどは使えませんのでご注意ください。
つぼ湯は有名ですが、熱いしとても強いお湯なのでお酒を飲んでいたり、疲れている人は
入浴しない方がいいようです。
a0095337_20143788.jpg

♪おいしいもの

トムトム
新宮駅すぐのおいしいパン屋さん。道中の軽食に。
香梅堂
速玉大社ちかくの老舗和菓子店。小袋入りの鈴焼きをおやつにどうぞ。
じゃばら
熊野名産の柑橘類の加工品。じゃばらドリンクはスッキリこくのあるお味で元気になります。
花粉症にも効くらしいです。

伊勢
奥野家
伊勢で食べた豪華定食のお店。
とても味のバランスがよくて、おしゃれでおいしかった〜おすすめです。
赤福
定番ですね。インテリアもすてき。伊勢にいったらぜひ。
カンパーニュ
おはらい町の絶品ロールケーキとシュークリームのお店。あ〜また食べたい・・・
糀屋
神路通りにある味噌のお店。東京に帰ってから鈴さんに味噌を頂いて食べてみました。しっかりした赤みそ、高級感あるお味です。
[PR]
by kaorise | 2009-11-27 20:18 | Japan | Trackback

生かせいのち            ーおんな二人熊野伊勢めぐり 最終回

a0095337_21301646.jpg

月夜見宮のお参りを最後に鈴さんとの旅は終わりです。
この日は外宮、内宮、猿田彦神社(写真がないのでアップしなかった)、月夜見宮と1日で4社めぐることができました。
前日の夜に伊勢に入って大正解。
鈴さんはこれから名古屋に出て、バスで東京へ帰ります。
私は大阪まで行き、大阪港からフェリーで松山へ。
明日はひいおじいちゃん達のお墓参りです。
二人で駅に向かう途中、突然鈴さんがこんなことを言いました。

「実はね、、今日はわたしの誕生日なの。」
「えっ!何で言わなかったんですか?でもいっぱい遊んだから、いいか〜
とにかく、おめでとうございます!」
「こんなお誕生日初めてだったわ。ほんとにありがとう、、、」

鈴さん、私が気を使うと思って帰るまぎわまで言わなかったんですね、、
心のこもった鈴さんの言葉と思いやりに、思い切って誘ってよかったなあ〜って思いました。
今回の旅は鈴さんと亡くなった旦那さんとの新婚旅行が那智だったときいて、
どうしても連れていかねばならない、そんな直感が私を動かしたのです。

でも私のほうも鈴さんに熊野と伊勢に連れて行ってもらったようなものなんです。
もし彼女が「熊野に行ってみたいわ」って言わなかったら、自分では出かけなかった。
それに私は何でもできるだけ自分でやるという主義なので、旅先での鈴さんの目配り気配りが
思いがけなくて本当に有り難かった。
他の人とだったら、こんなに良い旅にはならなかったかもしれません。
こんな自我の強い私といい旅ができたのは、他でもない鈴さん自身のひとがらだと思いました。
わたしのほうこそ、「ありがとう」なのです。

写真は熊野の展示場で撮影した高野山金剛峰寺のライトアートです。

ー 生かせいのち

あの日、鈴さんの掌には黄金の言葉が輝いていました。
[PR]
by kaorise | 2009-11-26 21:56 | Japan | Trackback

うるわしの月夜見の宮          ーおんな二人熊野伊勢巡り  月夜見宮

a0095337_1825127.jpg

ウナギ弁当と味噌ひっさげて、ようやく月夜見宮にたどりついた私達。
「ここの神様ね、超キレイな男のひとらしいんだ。最後に綺麗な人に会うっていいよね!」と私。
「まあ、それはそれは。」と鈴さんもニコニコ。
私の妄想ではハンキードリーの頃のお若いボウイー様が東洋人になって白い馬に乗ってるカンジ!
白馬にのった伝説の王子様〜キャッ。、、全くどんだけミーハーなんだ、、

初めて写真を撮りに訪れた時、私はここの神様の由縁を知りませんでした。
そのとき前日に外宮でお会いした信心深い女性とまたバッタリ出会って、教えて頂いたのです。
「お姉さん、かみさんの鏡で撮っているの?」
「立派な鏡ではないんですよ〜でもかみさまの鏡がイメージの元なんです、、」
「わたしね、毎日外宮とここにお参りにくるのよ。ここは内宮のアマテラスのかみさんの弟さんなんよ。」
「へえ〜弟!」わたしはてっきりディアナみたいな美しい女神だと思ってたの。
「写真いっぱい撮るといいよ、何度もやってるうちにだんだんかみさんの事、わかってくるよ。」
女性は優しい言葉をかけてくださいました。
実はわたし熊野本宮の神様も女神だと思い込んでいたのです。(女好きの女なんで)
大斎原で出会った団体旅行のおじさまが、「ここの神様はスサノオの尊」と説明してるのを聞いて「そっかあ。」
ちゃんと勉強しろよ、って話なんですけど、、その頃は意識が低かったのです。
でもそうやって色んな方に教えて頂いて、知るたのしみ、調べる喜びを知りました。
a0095337_1825275.jpg
月夜見宮にはいると、いつものように静かで整理された空気がやすらいでいます。
あいかわらず、おうつくしいなあ、、、手をあわせるとじーんと熱くなりました。
ずいぶんご無沙汰してしまったのに、ありがたいことです。
ついつい涙ぐんでしまいました。

ここの空気には、ものを作る時に自分が決定的に美しいと思う感性、美意識を感じます。
いつもなら、芸術とか空間とか、要は目に見えて聞こえるものに対して「これだ」と思うのですが
ここでは見えない空気そのものに美意識の流れを感じる。
こんなに美しいものに出会えて生きていてよかったなあ、って思うような、、、
やさしいお花やお月様やかわいい小鳥に会っているときのような、、、
可憐な美がやわらかく行き届いているものに人はみな癒されますよね。
誰でもほんの少しそういう風に生きて、人を癒す空気を持てたらいいですよね。
癒してもらうことや、力をもらうことばっかじゃなくて、自分にできる限りでいいから
何かの力になれたなら、お花のような幸せを知ることができると思う。
そんな幸せが「自分自分」できゅうくつになりがちな心を逆に癒してくれる気がする。
「ここって、、落ち着いていてなんだか安らぐわ。」と鈴さん。
鈴さんにも月夜見宮の良さをわかってもらえたみたい、、うれしいなあ〜って思いました。
a0095337_18254519.jpg

[PR]
by kaorise | 2009-11-25 20:00 | Japan | Trackback

食いしん坊も歩く神の路          ーおんな二人熊野伊勢巡り 月夜見宮

a0095337_236981.jpg

伊勢には神様の通る路があります。
外宮の裏から月夜見宮をつなぐ、すっと一直線の路。
夜になると月夜見の神様が白い馬にのって、この路を通り、外宮に通うといわれています。
ここには懐かしい思い出があります。
むかし作品撮影のために初めて訪れた伊勢の夜、疲れ切って歩いているとき青白くひかる路に出会いました。
そこだけが澄み切った清らかな空気があるように感じ、つい吸い寄せられるようにあるいたのです。
静かな月夜で、、私が引いているカートの音がうるさくて、なんだか申し訳ないような、
だけど、とても安らいだ素直なきもちだったのをおぼえています。
あとになって、それがここ、神路通りだと知り、この路は人ははしっこを歩かねばならないし、
夜は歩いてはいけない、と読んでドキッ。
あっちゃあ〜申し訳ない、、それにしてもあの安らいだ静謐な空気、きっと優美な神様なんだろうなあって思いました。
翌日おとずれた月夜見宮では、いい写真がどんどん撮れました。
アイデアが止まらなくて、早朝訪れたのに終わったのは昼3時近く。
お昼ごはんも食べず、社務所で御手洗いまで借りてしまいました。
そんなこともあって、月夜見宮は個人的に親しみを寄せているお宮です。
今回の旅のしめくくりはここに決めました。
a0095337_2364225.jpg

バスを降りて、鈴さんと二人さあ月夜見宮に行こう!と通い慣れた近道を歩いたつもり、、なのですが
行き着きません、、、こんなことは滅多にないのですが。
これは何か理由があるのだな、と感じつつ
「もう五年ぶりくらいだから、道をわすれちゃって、、分りやすい方からいきますね。」
と遠回りだけど外宮近くまで歩きました。
「えーと、えーと」と歩いていると、神路通りがみえてきました。
そうか、ここを歩いてきなさい。ってことだなと直感。
正式な参道を歩いてくるべし!ということですか。。
で、私が鈴さんに何を言ったかというと、、
「そ〜だ鈴さん!さっきウナギ屋さんあったよね〜あそこで夜のお弁当作ってもらおうよ!」
「まあ、いいわね!駅弁よりはいいわよね。」
・・・我ながらどういうリアクションなんだ・・・安心したというのもあるけど、、
あーのーなー神路通り歩いて来いよな。っていうのはウナギ弁当の為じゃないぞ〜って言われそう。
でもね、今日は最後のお食事を伊勢でしめくくりたいの神様、、
a0095337_2381970.jpg
いざウナギ弁当をひっさげてふたりで神路通りから月夜見宮へまっしぐら!
といきたいとこですが鈴さんが突然「ねえねえ、あそこに手作り味噌醤油って看板あるわ。」
「まあ、ほんと、珍しいね」
二人でまたもや横道にそれるとそこには糀屋さんという地元の醸造所がありました。
古びた建物がいい風情で、直売所には色々な醤油や味噌が充実してます。
「味噌1キロくらい平気だわ。」と鈴さんがお買い物。
あーのーなー神路通り歩いて来いよな。っていうのは味噌の為じゃないぞ〜
もちろんそうですわ神様、でもね私達この先もこの土地の味で食卓を彩りたいの。
どーやったって食い気からは離れられない俗っぽい女二人、おまえら参道を歩いて来い!って言われて当然でございます、、、
[PR]
by kaorise | 2009-11-25 00:24 | Japan | Trackback

伊勢でくいだおれ!        ーおんな二人熊野伊勢めぐり 伊勢内宮

a0095337_23134781.jpg
伊勢内宮にお参りしたあとは、、神宮の門前のおはらい町で食べまくりです。
も〜これが楽しみで楽しみで!
お参りのおごそかな世界から、得意の俗世へレッツゴー!でございます。
伊勢といえば、てこね寿司と伊勢うどん。
一緒に楽しむなら定食が一番です。
いつも食べに行くお店があるのですが、、久しぶりなので忘れちゃった。
ここかなあ、、って入ったお店が大正解でした。
定食1500円で「うわ〜豪華!」
a0095337_23133369.jpg

ごはんを食べたあとは、赤福がお決まりのコース。
五十鈴川を眺めながらいただく赤福は格別です。
a0095337_23141293.jpg
a0095337_23143093.jpg
a0095337_231657100.jpg

赤福を食べたあとも、街頭でこがしキャラメルのロールケーキを食べたのだけど、、
しっとり柔らかくて食べるのに夢中、、写真とるの忘れてしまいました。
しかもロールケーキ1本1000円って安いなあ〜持って帰りたい、でも日持ちしないので残念、、
そう思ってたら関西のおばちゃん達がワイワイやってきまして、、
「ロールケーキ1本、1000円!?やすいわ〜味どうなんやろ」
「すごく美味しいですよ!」と私。
「いっこ試しに食べるか?」と仲間にふりむくと「昼食べたばっかや、むりやわ〜」
「いやいや私達なんて定食たべて、赤福たべて、これたべてるもん、いけるいける!」というとドッと大笑い。
結局奥さん達は試食して、ケーキを買ってました。
a0095337_231831100.jpg

鈴さんがおみやげが欲しいというので、ちりめん屋さんで伊勢限定のお正月かざりを発見。
鯛やいせえび、米俵、扇などが連なったかわいいものでした。
「まあ、軽くていいわね!」と鈴さん。
「わたしも実家にひとつ買おうかな、、」
二人で伊勢の民藝てぬぐいも買って、、観光気分がもりあがります。
おはらい町の商品は様々で、若いひとからお年寄りまで皆が楽しめる品揃え、それにお値段もお財布に優しいのです。
美味しいものを食べてかわいいものを買って大満足。
ここでは結構時間がかかるので、伊勢内宮参りはたっぷり時間の余裕をもってお出かけする事をおすすめします。

最後は外宮前の有名なうなぎやさんで買ったウナギ弁当。
この日の夕食ですが、グルメネタということで一緒にアップしますね。
a0095337_23184393.jpg

[PR]
by kaorise | 2009-11-23 00:01 | Japan | Trackback

なにごとのおはしますかは知らねども       ーおんな二人熊野伊勢巡り 伊勢内宮

a0095337_11481410.jpg
新しい宇治橋のよこにある仮橋をわたり、私達はいよいよ内宮へはいります。
橋をわたってしまえば、そこはもう神の世界です。
俗世ときりはなされた空間、と申しましょうか。
日本の神社仏閣のつくりの面白さは、建物だけでなくその周囲の自然を計算にいれて
聖なる空間をつくっているところ。
だからといって、あんまり特別視して有り難がるよりも「わーーたのしいね!きれいだね〜」って
素直な心持ちで楽しむ方が神様もお喜びになるのでは、と思うのです。
私は根っからの日本人気質のせいか、昔から神様が天罰を下すとか、権威あるものという感覚が薄く、
人がいなければ神はいない、親と子のようなものだと思っています。(あくまで個人の思い込み)
人間には負担になるので相談できないような、重いことや辛いことは神社にいっては、
心のなかでひっそりと「かみさまどうしよう、、」と聞いてみたりします。
どんだけ庶民的な接し方なんだ!って感じですけど。
a0095337_11484082.jpg

結局、自分の心のなかにしか答えはないって、ある程度ながく生きていればわかっているのよね。
その答えへの鍵を同じように苦しんでいきている他人にもとめるのは酷というもの、、
そういうときに心をしずめて本当に素直になれる場所って、自然の世界だと思うんです。
自然崇拝が基本の日本の神道は、そういう意味でも誰もがすっと入っていける、おおらかで優しいものがあります。
反面、仏教は人肌のぬくもりというか、自然の中で自分をみつめるのは辛すぎるとき、
涙を流し誰かと共に悲しみたい、、というような、あわれみの心に答える世界だと思うのです。
とくに誰に強要されるわけでもなく、どちらの信仰もあっていい、という日本の伝統は素晴らしいです。

でも、柔軟に人をささえる信仰が目の前にある、ということに目をむけなければ
仲間でつるむ宗教団体に入って、「これが真実」と思い込むこともある。
それがまた神道と仏教の教えを誰かがわかりやす〜くカフェイン入りの栄養ドリンクにしたものだったりします。
でも信仰というものは、宗教組織とは違う。
自分でつくる自身の哲学の一部だと思うんです。
自分でなにかに迷ったり悩んだりした時に、自分で古典をひもといて古事記や教典を読んで経験に照らし合わせて、自分に問う。
その時その時に応じた答えを出して生きて行く。そして何度も何度も同じ古典をひもとき、新しい発見をする。
ただ、それだけ、普通のことをやるだけのこと。
偉いお坊さんや先生にきいたって、自分自身の答えはドンピシャで返ってくるわけがない。
人の生き方はどんな生き方であっても、他の人には真似できないオリジナルなのだから。
とりあえず、いまの自分のレベルにはこれ、、って考えと行動を少しずつ積み重ねるしかない。
それに自分の答えにすぎないから、他人に適用できるはずはないのです。
誰かの「教え」の栄養ドリンクを飲むより、こうして自分で作ったスープの方が栄養があります。
あーでもない、こーでもない、と俗物の七転八倒、ひーひーいいながら自分の人生を旅して、、
やっとのことでお宮にたどりつくと、こう感じるのでしょう。

何事の
おはしますかは
知らねども
かたじけなさに
涙こぼるる

               西行法師

a0095337_1149093.jpg

a0095337_11491790.jpg

a0095337_11493521.jpg

[PR]
by kaorise | 2009-11-21 13:13 | Japan | Trackback

かがやく橋のむこうへ          ーおんな二人伊勢熊野巡り 伊勢内宮

a0095337_15102084.jpg

「うわ〜〜!!」
内宮に到着した私達、おもわず歓声をあげてしまいました。
そこには完成したてのホヤホヤ、式年遷宮のため架け替えの工事がおわり、
まさに今日シートが取り外されたばかりの宇治橋が輝いていたんです。

式年遷宮とは、20年に一度、伊勢神宮のお宮をたてかえる大きな行事です。
壊して、また新たにもとのものと同じように立て替える、という伝統は日本独自のもの。
西洋のように古いものを修復しながら維持するのではなく、湿気の多い風土ならではの
伝統の守り方ともいえるでしょう。
ハードより、人の技術や感性というソフトを重視して伝統を継承する、それは日本独特の考え方ともいえます。
こうした考え方は、昔語りをしてくれたり、童謡を歌ってくれたり、折り紙の作り方を教えてくれたりという、
個人レベルでの文化の継承と同じではないかとも思います。
大々的なりっぱな技術でなくても、生活の場で和の世界を創造することは誰にでもできます。
たとえ手作りのものが完璧でなくても、そのひとの思いを受け継ぐ事の方に大きな意味がある。
受け継ぐ心が熱ければ熱いだけ、表面的ではない、魂の入った技術がおのずとともなうものです。
ひとが去っても、誰かが熱い思いと新しい技術を持って継承してゆく、、
「永遠」は、そういう形で人と人の間に動きながら存在するものだ、と思います。

朝日にきらめく神々しい金色、、
まだ誰も渡っていない橋は軽やかにきらめいています。
「きれいねえ〜」
「ほんと、、、」
古い宇治橋の青白く神さびた様子はうつくしかったけれど、生まれかわった橋をみると力が湧いてきます。
鈴さんに、この橋を見てもらえて良かった、、、!
ひとは一生のうち何度、熊野伊勢参りに出かけられるのかわからない。
だから出来るだけいい体験をしてもらいたかったんです。
そういえば私に伊勢神宮や神道を教えてくれた高齢のおばあちゃんが言っていたものです。
「体が動かなくなってからでは、どこにもいけないよ、行けるときにいきたいところにいくんだよ。」って。
おばあちゃんのおうちは大工さんだったから、この橋を見たら大喜びしただろうな。
いやいや、きっといまごろ天国から「りっぱだねえ〜ピカピカひかってるね、あっお姉さんも見に来てるよ!」
なーんてワイワイおしゃべりしていることでしょう。

お参りに来た方々はみんな宇治橋をバックに記念撮影をしています。
もちろん私達もパチリ!
いつもは一人旅で自分の写真がないのだけど、今回は鈴さんがいっぱい撮ってくれました。
食べ物もわけあえるし、自分では気がつかない事も「ほらほら!」って教えてもらえて、、
一人旅が好きな私ですが、二人の旅もいいものだなあ〜って思いはじめました。
a0095337_1512734.jpg

[PR]
by kaorise | 2009-11-20 16:03 | Japan | Trackback

伊勢は青空           ーおんな二人熊野伊勢めぐり 伊勢外宮

a0095337_123547.jpg

一夜あけて私と鈴さんは伊勢の空の下。
那智で温泉にはいったあと、すぐに移動して伊勢に宿泊したのです。
この日の伊勢参りで私と鈴さんの旅はおしまいです。
幸いなことに伊勢でも快晴、すばらしく過ごしやすいお天気です。
時間表とにらめっこ、移動の多い熊野参りのあとの伊勢参りはらくちんです。
こんなに便利にお参りできてよいのかしら、、と思うくらい交通の便がよく、食べる所にも困りません。
熊野の感動はそれだけにひとしおですが、、私は伊勢にくると「文明と文化」を感じちゃう。
熊野が土着的パワーの世界、そして伊勢は文化的洗練の世界です。
この二カ所を同時に旅すると日本をわかりやす〜く体験できると思います。

伊勢神宮はつくりそのもの、沢山の木々や川、御手水から参道、建物、
お勤めする方々の装束にいたるまで、すべて日本的洗練の極致だと思います。
自然と人間の世界の融合、人為的でありながらそれを感じさせない、人間が作った施設のなかで、最も美しい場所。
出過ぎないスッキリとした感性、主張しない整頓された落ちつき、心地よい間合い。
ここに来るとなぜか礼儀正しく、あかるく、素直になれるのは、空間そのものが神の世界を表現しているからかもしれません。
a0095337_133230.jpg

まず私達は外宮からお参りです。
それなりに朝早かったので、光がとてもきれい、、、
すれちがう方々に「おはようございます」と自然にあいさつが出ます。
奥の多賀宮をお参りしていると、地元のおじいさんがやってきて大きな杉の切り株を指差し
「台風の時はすごいんや〜もう木がわっさわっさ揺れてな、こないだも何本か倒れよったよ。」
「ええっ、こんな大きくて立派な木がそれほど揺れるんですか?」
「もうすごいのやで〜」
そのおじいさん、他のお宮でも大きな木に手をあわせて木を触って帰っていきました。
「おじいさん、木のお医者さんみたいでおもしろいわね!」と鈴さん。
「ほんと、よっぽど木がすきなんだね、、」
そんな事を話しながら、私達は内宮へむかいます。
a0095337_135421.jpg

[PR]
by kaorise | 2009-11-20 01:47 | Japan | Trackback


写真家・スタイリスト山本カオリです。渋谷のつま先からお届けしてます。


by kaorise

プロフィールを見る

2017年9月18日ブログ移転しました写真色のひととき

当ブログの文章や写真の
無断転載・使用・商用引用は
禁止です。】

写真教室
目的に沿って確実に学ぶ個
人レッスン中心の写真教室
を主宰しています。
初心者カメラ操作講座、写
真基礎短期講座、ビジネス
や教室運営のスタイリング
写真撮影講座など、目的別
に写真を着実に学べます。
開講以来、大好評です。
詳細はこちら↓
写真色の時間

--------------------------
ブログランキング参加中
2ヶ所に応援クリック★★
よろしくお願いいたします!
       
人気ブログランキング    
にほんブログ村 写真ブログ 写真家へ
にほんブログ村 

--------------------------
写真集
合気道家 多田宏師範写真集
”気の錬磨 KINOREMMA”
↓クリックでアマゾンへ

--------------------------
プロフィール
--------------------------
写真作品集
................................
スタイリング作品集
--------------------------
Facebook Page
--------------------------
Instagram
--------------------------
ナショジオ Your Shot
--------------------------
アートチャリティー活動
--------------------------
撮影/Stylingのご依頼
--------------------------
ご連絡はこちらから↓
メール Contact form
--------------------------
Copyright 2007〜2017 ©Kaori Yamamoto All right reserved
【当ブログの文章や写真の
無断転載・使用・引用は
禁止です。】
--------------------------


カテゴリ

全体
私のお仕事 My works
アートチャリティー Charity
取り合わせの美 Styling
ワークショップ Art lesson
星亀日記 Startortoise
写真は詩うPhoto and words
生きること Life
木々草々 Nature
本の頁 Books
芸術のよろこび Art
音を楽しむ Music
たまに映画 Movie
おいしいひと時 Foods
おしゃれ Beauty
アニメ Anime
すてきな雑貨 Goods
暮らしのアイデア Living
街のいざない Town
ゆかいなひとびと People
ゆかいないきもの Animals
むかしながら Old things
Japan
Tokyo
Paris
Bruges
Brussels
London
脱原発 Antinuclearpower
合気道 Aikido
フォトレッスン Photo lesson
東京ぶらぶらスナップ

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
more...

記事ランキング

フォロー中のブログ

波間日記
エミリアからの便り
koz-mic hours
心の万華鏡  
うろうろ、ごそごそ。
弁天スタジオ
梟通信~ホンの戯言
丸山誠司こっちも展望台
ウィーンとパリと好きなも...
Quel temps f...
雅子日記
HONEY SLASH!...
犬連れ@仏蘭西日記
Learn from y...
飛んでも五分歩いても五分
名嘉真麻希のスケッチブロ...
dezire_photo...
櫻井 砂冬美 / Sak...
鳥人の翼 In orde...
monukemuri
帽子・バッグ・小物作家の...
Midnight Edi...
言の葉遊び
とことこお散歩
よれよれチックタック撮影日記

ブログジャンル

クリエイター
写真家